C！
スペインのCamper（カンペール）が様々なデザイナーとコラボして靴を作るtogetherのシリーズ。2008年にオランダ人アーティストのMaria Braisseとコラボした名作です。
Cの字の様に丸く大きくくり抜かれた革を2枚、主として使ったアッパー。
履いてみると後ろ側がくしゅくしゅとたるみ、ドレープが楽しいブーツになります。
togetherのアイテムはパンチが効いてて面白いけどこれは特にすごい！
何某のデザインアワードへのノミネートなんかもあったみたいです。
でも私が生産課の人間ならこう思うでしょう。ロス率ーーーー！！！って。
革は生き物だったから、生前の傷（生々しい）やお腹の部分など伸びすきる箇所があるため、それを避けて切り取ります。それでありながら、職人は効率良く革を使えるようにパーツを組み合わせて取らなければなりません。
多くの方はクッキーを作ったことがあるかと思うのですけど、その時のタネのシート、ハートやら星やらの抜き型を隙間なく当てて抜き出すあの作業。
職人は革を切り取る際、傷が無いか、その後の工程に支障がないかを想像しながら、棟方志功の如く目を近づけ検分しながら慎重に、且つ無駄なく革を裁断します（近眼だったら）
ただでさえ直線に近いブーツでも面積取るから気を使って革裁断するのに…もうちょっとパーツ分けちゃダメなん？Mendokuse。
でもライニングは無いからまだマシか。許す。と職人は思ったとか思わなかったとか。
生産効率よりその靴の存在意義のためアーティストの力を存分に発揮させる、
そんなカンペールがやっぱり好きです。似合わなくて履いてないけど。
#履いてないんかーい
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goojitu
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