SHOCCCCKKKK!!!
お気に入りのAmerican Apparel(アメリカンアパレル)のエナメルオックスフォードのダンスシューズが着用5回目(前後)で剥がれた! 
 以前、記事にも書いた例の靴だ。 
 AMERICAN APPAREL(アメリカンアパレル)のエナメルのダンスシューズはテンションがあがった(お買い得) 

トイレに座って足下を見て、コバがこんなに広かったっけ? 
 と思ったらサイド部分がばっくり開いていた…。まじか。 

しかしその作りが駄目かというと…
そうでもない。というかむしろ、ちゃんと作られているなあと感心した。 
 というのが、この底一体型のモールド底なのだが、ちゃんと内側でアッパーと底が縫われてたのだ! 

見えにくい画像だが縫われている。確かに。
昔々、今ほど靴の糊の性能が低かった頃(というか無かった頃?)、 
アッパーと底は縫われているのが普通であった。 
しかし技術が発達し、大量生産のために糊だけで接着するセメント製法というものが市場を席巻する。 
縫うのには手間と時間とコストが非常にかかるが、セメント製法だと靴の底部分を糊で貼付ける行程のみだ(もちろん下処理をする) 
多くの安価な靴はセメント製法だ。 
だがアメアパの靴は縫われているので、底のサイドは剥がれているが、 
肝心なところで縫われているのでこれ以上は剥がれない。 
だから履けると言えば履けるのだ。 
で、寿命は?
セメント製法の難点は剥がれたら次に修理するのが難しい。 
一度剥がれた部分を再度、バフをかけて(糊がついていた面を削る)更に糊をつけても最初ほど上手くつかない。 
だから靴自体の寿命はグッドイヤーやマッケイなどの縫われているものより短命だ。 
縫われている靴は底がへたったら新しい底を縫い付けることで、 
アッパーが元気な限りは永遠に履き続けることが出来る(と理論的にはなる) 
で、このアメアパ。 
糸が切れない限りは履ける! 
しかも糸が地面に接する底側に出てないからそうそう切れないだろう! 
だが万が一切れた場合、再度縫い直すにしても新しい底なんてアメアパにあるかどうかで、あったとして預けるとそれなりに費用と時間はかかるし、 
町の修理屋さんで革底で作り直すにしてもさらにもっとコストがかかる。 
修理屋さんだと多分オールソール(という底全面張り替え)で最低8000円はかかるはずだ…もともと靴自体が6000円くらいのはずなのに。 
だから張り替えはしないのが普通だろう。 
底が完全に摩耗し、アッパーの傷がひどくなり履くに見苦しくなったときにきっと買い替えになるんだろうなあ。例え糸が切れずに履けたとしても。 
まあ一般的な合皮の靴と同じ扱いだ。 
クレームにするかどうかは自分次第
単純にこんだけしか履いてないのに横が剥がれるなんて不良品だ!という風にも言える。事実、靴を生業にしてる限り言われ不良返品も場合によっては受け入れることを目の当たりにしてきたさ…。 
私の場合はまあ、履くには履けるから別にいいよーってな感じだ。 
むしろ、縫われてるだけすごいと思ったし。さすがダンスシューズ! 
ただ、糊付けだけされる、糸で縫われる部分の外側、サイドの接着部分、 
アッパー側の面がつるつるなのでせめて溶剤なり処理してもっと底がつきやすい行程を踏んでほしかったなあとは思う。かな。 
ちなみに次にエナメルオックスフォードを買うならこれだ!
ギャル系御用達のREZOY(リゾイ)だ! 
似た形で2つも出しているので相当人気と踏んだのだろう。 
私が欲しいのはリゾイ内のランキングでも上位の方のエナメルオックスフォード! 
このファスナーのムシ(ギザギザの金具部分)を施した方が格好いいのなんのって。 
しかもリゾイは履き心地がいいのよね。店頭で試着してみたが履き心地は上々!柔らかいんだこれが。 
値段もアメアパよりちょっと高いくらいだし、是非、次は両色そろえたいところ。軽いしね。 
 
			 
					   
			