今年は例年に増してエスパドリーユがトレンドだ。
毎年、いろんなセレクトショップがgaimo(ガイモ)、Castaner(カスタニエール)、victoria(ヴィクトリア)、Calzanor(カルザノール)などを取り扱う。
ラフな作りで雰囲気があるのがヨーロッパっぽいしバカンス感もあるので1足コーディネートに取り入れるとそれだけで夏っぽい。
値段が手頃というのもポイントだ。カスタニエールは他に比べたらちょっと高いけど。
スペイン発のエスパドリーユ
そもそもはエスパドリーユの底面のジュートの生産が盛んなことかららしい。ジュートをぐるぐる巻いた足形の面にした1枚に太い糸でアッパー(甲を覆う生地)を縫い付け、本底のゴム底をバルカナイズ(コンバースと同じ靴底を付ける製法)で付けたら完成。ただ単にセメント(糊での接着)で付ける場合もあるだろう。
もともとは西洋のわらじと言われているが、今のエスパドリーユと言われてる靴の半分くらいの底まわりは、通常の靴のように中敷、中底があり、ジュートを巻かれただけでエスパドリーユと言われていると思う。感覚ですが。なんちゃってエスパドリーユは結構見かける。あと普通のサンダルにジュートを巻いているだけでのパターンもある。
ラスト(木型)は必要無いのかな?つま先やかかとに皺が寄っているのが、ラストにあわせてパターンを取ってない証拠…かと。
だからスリッパのように作れて安いのかもしれない。
実際、足入れをしてみるとつま先側に空間が無いので指の形が出てしまうことが多々ある。
で、ガイモ
周囲にふかふかの履き心地に惚れている人はいるので確かにサンダルは1足は欲しいかなあと思っていた。サンダルの中敷の革もさらりとしていて確かに気持ちいいし。
しかし同時にずっと気になっていたレースアップシューズ。
昨年だがVERYにシルバーが掲載されていて素敵だった。
今期もBEAUTY&YOUTHにあったので履いてみたら…
めっちゃ気持ちよかったのだった!
こ、これがふかふかのクッションか!
しかもソールも厚いので地面を感じないのでよりクッション性を感じた。沈み込むようなクッションだ。
たいてい、厚底靴は中底がしっかりしているが故、曲がらないの歩きづらい。
アッパーが柔らかいとなおさら、靴底の重さに引っ張られて脱げやすくなるが、こいつはレースアップでしっかり足を固定できるので解消される。
夏っぽさも十分。
細身の底だからか、予想に反してボテッ見えず割とすっきりして見える。
リネンの入った生地のクタッとした感がまた気負わない空気で可愛いのだこれが!
ロールアップしたパンツにボーダーシャツで一気に抜け感のあるマリンコーデの完成だ。
ただしサイズ選びが重要
私なら39を購入する。
足長は両足ともに241mm程度、ワイズは2Eと3E。
普段は24.5cm(時に24cm)を購入する。
が、この靴は通常の靴のような靴の形の保形がされていない。
先ほど書いたようにスリッパのように生地が縫い付けられているような作りのため、
1.つま先の指の形が出やすい
2.踵の支えが無い
という難点がある。
1については美観を損ないかねないし、
2については脱げやすくなってしまう。
紐で縛れると言っても限度がある。
先に書いた底の重みと、曲がらないという要因のためだ。
実際に口コミを読んでいても、踵が抜けるので踏んづけてしまうという声は多く、
まあ可愛いし安いからいいか、ということで高評価をつけたものも多い印象だ。
意外に安く見つかる場合もある
お店によっては6000円程度、あるいは切るくらいでベーシックなモデルを購入することが出来る。
並行輸入もあるからだろう。
安いからと言って偽物とかだったら残念なので、
心配な人は正規品の確認をして購入をしよう。
口コミを見ていると、エスパドリーユの寿命は短いらしい。
底のジュートに隙間が出来る、や、ジュートのホツレもあり、
生地も厚くないので足に馴染む=緩んできて履けない、という声もある。
想像はまあできるなー…。
それでもファンが多いのがエスパドリーユ。やっぱり魅了するものがあるのだ。
であれば、私なら並行輸入品を安く買うかしら。
お手頃な値段のものを買って、是非試してみたい。
出来ればトレンドのシルバーとか欲しいな。それかビビッドなフューシャピンク。いや、ニュアンスカラー系もいいなあー。
シルバーはアローズのオンラインサイトでは既に完売だ!
欲しい人は早めに動こう!
*そしてその後買った着用感想の記事はこちら。買って良かった!
GAIMO(ガイモ)の厚底レースアップシューズMASLIN RONA購入の感想としてはやっぱ買ってすっごく良かった、だ