実はムートンブーツを持っていない
なぜならシシャモ足だからだ。
ムートンブーツはぼってりしているので、よくあるショート丈だとちょうど太い部分に差し掛かってしまいただでさえ良くないスタイルがさらに良くなくなくなる(今夜はブギーバックみたいだ)
だから一番短いショート丈が良いよ、と靴好きで同じく、ししゃも足の人には教えられるも何となく買えてない。
だがここままで流行っているのだから、ちょっとこのセール時に買おうか考えてみようと思う。
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ムートンブーツとは
そもそもはオーストラリアでサーファーの人たちが海から上がった時に素足で履く、ファー付きのままのシープスキン1枚革を縫い合わせて作ったブーツだ。
ムートンとはシープスキンのフランス語。
その暖かさと今までにないカジュアルさがうけてセレブの人達が流行らせた。
しかしセレブの人達は大抵スリムな人が多いので、そのほっそりすらりとした脚とエッジの聞いたハイクラス、ラグジュアリーな洋服にあの靴をうまくスタイリングできたからこそバランスよく格好いいのではと思う。
ムートンブーツは合皮の安いものがマスの部分で席巻
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冬と言えばムートンブーツを展開しない専門店はほとんど無いはずだ。なんせコーナンなどのホームセンターにも780円で売られていた。
なぜ安いのか?それは作りが簡単だからだ
通常、靴はラストを使用して作られる。大きく部材を分けるとアッパー(甲側覆う革や生地の部分)と底に分かれる。
大雑把に言うと、アッパーを作ってラストにかぶせて靴の形に形成し、底をつけたら靴になる。このラスト次第で、ラウンドトゥ(つま先が丸っこい形)だったりポインテッドトゥ(つま先がとがっている形)になったりする。
さらに靴の幅やフォルム、ヒールの高さ設定など、ラストは靴作りをする上で欠かせない存在、命だ。
しかしムートンブーツはラストを使用せずに作ることが出来る。
またまた大雑把に言うと、スリッパみたいなものだ。ミシンさえ(もちろん靴作り専用のミシンだけど)あれば出来る。なので、作るのにだいぶ行程や設備が省ける。実際にスリッパの工場でも作られているらしい。
そして部材も通常の行程より少ない。
ムートンブーツのアッパーの生地と生地の縫い目は表に出ている。学校の家庭科などで習ったかもしれないが、簡単にロックミシンで縫い合わされている。
通常はアッパーは、表材と裏材(ライニング)があるが、ムートンは表材兼裏材の1枚のみ。シープスキンなら1枚革で端同士を縫ってるだけである。他の革、合皮の場合はスエードを表にして、裏を化繊のボアやウールを付けた生地を張り合わせているはずだ。そのほかパイピングなどしてアッパーを作ったらあとは中底に縫い付けて、本底をつけて終わり。のはず。今度、安いの買って分解してみます。
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作りはさておき、本革か合皮かでまず悩む
合皮でも十分暖かいし、デザイン性も多様だし、何より安いからだ。salusのカモフラ柄なんかも可愛い。
しかしここでSTOPが入る。私は大の暑がりだが、本革はやはり蒸れにくいというのだ。これも暑がりの人からの意見で、暖い靴で蒸れやすいと分かってる靴を買うのは無駄だと。
じゃあ本革で考えようか。
しかし、UGGはそんなに安くないし、ならないし、emuは安いけどもどうせ買うならUGGが欲しい。その理由は単純にブランドネームである…あのUGGのタグが可愛いんだよなーとミーハーにも思う。
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emuはUGGの工場のハウスブランド
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そしてemuはオーストラリア製もあるが、UGGは中国製のみ。
中国の工場でオーストラリアのブランドの靴を作っているのだ。てっきりオーストラリア製と思っていた…。
厳密に言うと、emuは2つシリーズがあって牛革にEMUが開発したメリノウールのファーをつけたBRONTE(ブロンテ)というシリーズ、もう一つはオーストラリアのシープスキン1枚革を使ったSTINGER(スティンガー)とがある。そして、スティンガーには中国製とオーストラリア製のPlatinum(プラチナム)がある。買うならスティンガーで中国製で良いかなーと思う。何故ならUGG時代からずっと中国で作っているのだから、作りの良さはある程度担保されているはずだからだ。
UGG→シープスキン、中国製
emu→ブロンテ:牛革+ウール、中国製
スティンガー:シープスキン→中国製
→オーストラリア製(プラチナム)
並行輸入(正規代理店などを通さず独自で海外で直接買い付けて仕入れること)でブランドシューズが激安で買うことが出来るz-crat、ee-shoppingでもemuのスティンガーは取り扱われている。だいたい、12000円台でベーシックモデルが購入できる。
正規品となると20000円くらいになるようだ。正規で購入すると、修理の際に代理店で修理してもらえるなどのポイントがある。
並行輸入で修理になると町の靴屋さんや購入元に相談となる。どちらでも一長一短なので、個人の使い方、好みに応じて購入方法を変えよう。
いろいろ探すなか、あるブランドにたどりついた。続きます。